家庭の問題解決はムズっ!!
少し仕事に慣れてくると、問題や課題の違いもなんとなく理解できてきますよね。そして、問題解決に自信がついて、「俺、解決できちゃう人間だな!」なんて気分になったりします。
でも、その手法を家庭にそのまま持ち込んで、見事に失敗するお父さん、いませんか? (はい、私です。)
仕事と家庭、どちらも「問題解決」が必要になる場面はあります。でも、同じように考えてはいけないんです。では、何が違うのでしょうか?
仕事の問題と課題の整理
仕事では、問題と課題を整理するとこんな感じです。
問題: 理想と現実のギャップそのもの(今どこが問題なのか)
課題: そのギャップを埋めるためのアクション(どうすれば良くなるのか)
この考え方は、仕事ではとても有効です。問題を客観的に見つけ出し、解決策を計画的に実行すれば、成果が出ることが多いからです。
しかし、これを家庭にそのまま当てはめると、失敗する可能性が高いのです。なぜでしょう?
家庭での問題解決が難しい理由
例えば、夫婦間で「理想の姿」が違っていたとしたらどうでしょう?
仕事では「理想の状態」をチームで定義することができますが、家庭ではそう簡単にいきません。なぜなら、夫婦や家族はそれぞれ異なる価値観を持っているからです。
夫婦の在り方
子どもの教育方針
日常の過ごし方
これらについて、人それぞれ考え方が違います。同じ価値観を持って結婚した二人だとしても、育ってきた環境や経験が異なるので、「理想の姿」には微妙なズレがあるものです。
そして、この理想のズレが調整されないまま、仕事のように課題を設定してしまうと、失敗してしまいます。
どうすれば家庭でうまくいくのか?
家庭では、解決そのものが目的ではなく、お互いの価値観や感情を尊重し、共有するプロセスが重要です。家庭の問題解決は、「相手を理解し、歩み寄る」ことが成功の鍵なのです。
具体的には、こんなアプローチを試してみてはいかがでしょう?
対話の場を設ける
家族会議のように、理想の姿を共有する時間を取る。価値観を明確化する
「自分にとって大事なこと」と「相手が大事にしていること」を洗い出してみる。妥協点を探る
完全一致を目指さず、お互いが納得できるラインを見つける。
家庭の問題解決は、仕事とは違って感情が大きく絡むため、一筋縄ではいきません。でも、だからこそ「歩み寄り」や「対話」が家庭を豊かにする秘訣だと言えます。
家庭の問題解決、ムズいけど大事!失敗から学びつつ、少しずつ進んでいきましょう。
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投稿記事の写真:UnsplashのDaniel K Cheungが撮影した写真
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